定年退職、見えてきた未来にワクワクしていますか? それとも、漠然とした不安を感じていますか? 特に「家のこと」って、大きな悩みになりますよね。
あなたは今、まさにその岐路に立っているはずです。
「そろそろ定年が近いし、今の大きな2階建てを持て余しているんだよね…」
「子どもたちも独立して、夫婦二人になったし、広すぎる家はいらないかな」
「でも、リフォームするのか、いっそ新しく平屋を建てるのか…」
こんな風に、頭の中でぐるぐると考えが巡っているんじゃないでしょうか。
私もそうでした。いえ、私自身ではなく、たくさんのオーナー様、そして私の両親が、同じような悩みを抱えていました。
特に心配なのは、「老後の収入減」ですよね。
年金と退職金だけで、果たして今までと同じような生活ができるのか。
そう考え始めると、毎月、毎年かかってくる「家の維持費」が、急に重く感じられるようになります。
その中でも、避けて通れないのが「固定資産税」です。
一度家を建ててしまえば、毎年必ず支払うことになりますから、もしも計算を間違えたら、その負担は定年後の人生にずっと影を落としかねません。
私自身、住宅業界で25年以上、数えきれないほどの家づくりに携わってきました。
若い頃は、見栄えの良い大きな家を売ることが「お客様のため」だと信じていました。
でも、歳を重ねるにつれて、そして何より、私が建てた家に住むオーナー様たちの「その後」を見るにつれて、本当の幸せはそこじゃないと痛感したんです。
「階段の上り下りがつらい」
「2階の使わない部屋が物置になって、掃除も大変」
「冬場の廊下やお風呂が寒くて、ヒートショックが心配」
こんな声を、本当にたくさん聞いてきました。
そして、私の実家の両親も、広い家を持て余し、寒暖差や段差に苦労している姿を見て、改めて確信したんです。
「家は建てて終わりじゃない。老いてからが本当の生活の舞台なんだ」
だからこそ、私は今、「終の住処としての平屋」という選択肢を、包み隠さずお伝えしたいと思っています。
特に、定年後の収入減に備えて、平屋の固定資産税を少しでも安く抑えたいと考えているあなた。
「木造と鉄骨ではどう違うの?」
「屋根一体型ソーラーって、税金上がるって本当?」
「延床面積は、どこまで攻めていいんだろう?」
そんな疑問を抱えながら、ネットで若い世代向けの情報ばかりを見て、モヤモヤしているあなたに向けて、私の経験のすべてを捧げます。
この記事を読めば、税金が上がらないギリギリのラインを攻めた、賢い節税間取りのテクニックが、きっと見つかりますよ。
さあ、一緒に後悔しない家づくりの旅に出かけましょう。
知らなきゃ損!平屋の固定資産税、なぜ「高くつく」と言われるのか?
定年後の平屋生活、いいですよね。
私も含め、多くの人が憧れる暮らし方だと思います。
でも、一つだけ、ちょっと気にかかる話を聞いたことありませんか?
「平屋って、固定資産税が意外と高いらしいよ…?」
これ、実は半分正解で、半分誤解なんですよ。
どういうことか、一緒に見ていきましょう。
「2階建て」と「平屋」で固定資産税の計算は変わらない、んだけど…
まず大前提として、固定資産税の計算に「2階建てか平屋か」という明確な区分はありません。
評価額は、総務省が定める「固定資産評価基準」に基づいて、それぞれの市町村が算出します。
具体的には、「再建築価格方式」という考え方で、あなたの家と同じものをもう一度建て直すとしたらいくら費用がかかるか、という視点で見積もられるんです。
その価格に、築年数による劣化を考慮した「経年減点補正率」などを掛け合わせて、最終的な評価額が算出されます。
「なるほど、じゃあ平屋でも2階建てでも同じってこと?」
ええ、理論上はそうなんですが、ここで平屋が「高くつきやすい」と言われる理由が出てくるんです。
平屋が「高くつきやすい」と言われる3つの理由
- 基礎や屋根の面積が広くなる傾向があるから
- 同じ延床面積(例えば30坪)の家を建てる場合、平屋は全ての部屋が1階にあるため、2階建てよりも基礎や屋根の面積が広くなりますよね。
- 固定資産税の評価は、基礎や屋根の材料や工法も評価対象になるため、単純に面積が広くなれば、その分評価額も高くなりやすいんです。
- 例えば、屋根材一つとっても、普通の瓦と、ちょっといいガルバリウム鋼板では評価が変わってきますからね。
- 人気の平屋は設備や建材のグレードを上げがちだから
- せっかくの平屋暮らしだから、と、ついついこだわりのキッチンを入れたり、お風呂を広くしたり、内装材もちょっと良いものを選びたくなっちゃいますよね。
- わかります、その気持ち。私もオーナーさんと打ち合わせしていると、「やっぱり一生ものだから!」って言って、予算ギリギリまで設備を豪華にするケース、よく見てきました。
- でも、その「良いもの」が、そのまま固定資産税の評価額に反映されちゃうんですよ。高価な設備は、再建築価格を押し上げる要因になるんです。
- 土地の広さが必要になるから
- 平屋は全ての生活空間を1フロアに収めるので、当然、建物の footprint(足元)が大きくなります。
- つまり、広い土地が必要になるってこと。土地の固定資産税は、建物とは別に評価されますから、広い土地になれば、その分の税金もかかってくるのは避けられません。
- 「そうか、土地の税金も考えるべきなのか…」そう、これが意外と見落とされがちなポイントなんですよね。
どうですか?
なんとなく、「平屋が高い」と言われる理由が、具体的に見えてきたんじゃないでしょうか。
でも、ご安心ください。
これらの理由を知っていれば、ちゃんと対策も立てられますからね。
ここからが、私の25年以上の経験と、シニアライフカウンセラー、福祉住環境コーディネーターとしての知識が活きてくる部分です。
プロが教える!固定資産税を賢く抑える平屋設計の極意
さて、ここからは本題です。
定年後の収入減を見据えて、「税金が上がらないギリギリのライン」を攻めつつ、快適な平屋を建てるにはどうすればいいのか。
具体的なテクニックを、一つずつ解説していきますね。
構造材の選択:木造が断然有利なワケ
住宅の構造材って、いろいろありますよね。
木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造(RC造)あたりが一般的かな。
この中で、固定資産税を抑えるという視点で見ると、断然おすすめなのは「木造」です。
なぜかというと、ズバリ、再建築価格が最も安く評価される傾向にあるからです。
構造材による評価額の違いの目安
- 木造:最も評価額が低い傾向にあります。建築コストも比較的抑えられますよね。
- 軽量鉄骨造:木造よりは高く、RC造よりは低い評価。工場生産が多く、品質が安定しているのが特徴です。
- 重量鉄骨造:軽量鉄骨造よりも評価が高め。大きな空間を作れるメリットがあります。
- 鉄筋コンクリート造(RC造):最も評価額が高い傾向にあります。耐震性や遮音性に優れますが、その分コストも評価額も上がります。
「でも、木造って、耐久性とか耐震性とか、大丈夫なのかな…?」
そう思いますよね。わかります。
でも、今の木造住宅は昔とは違います。
耐震基準も進化していますし、適切な設計と施工を行えば、長く安心して住める耐久性を持っています。
それに、木造は断熱性や調湿性にも優れているので、快適な暮らしにも繋がりますよ。
「え、そうなんですか。てっきり、鉄骨の方が丈夫でいいものだと思ってました。」
そう思われている方も多いんですよね。もちろん、それぞれにメリット・デメリットはあります。
ですが、今回のテーマである「固定資産税を抑える」という観点では、木造に軍配が上がる、ということです。
延床面積の最適化:無駄をなくして賢くコンパクトに
固定資産税の評価額に最も大きく影響するのが、実は「延床面積」なんですよ。
広い家ほど、それだけ税金が高くなるのは、考えてみれば当然のこと。
だからこそ、平屋を建てる際には、「本当に必要な広さ」を見極めることが重要になってきます。
夫婦二人の平屋、最適な延床面積ってどれくらい?
「でも、狭すぎても困るし、どのくらいがちょうどいいんだろう?」
この問いに、具体的な数字でお答えするのは難しいんですが、私の経験から言うと、夫婦二人暮らしなら20坪~25坪程度でも十分に快適に暮らせます。
- 20坪(約66㎡)の場合:LDKと主寝室、水回りをコンパクトにまとめた間取り。廊下を極力なくし、空間を有効活用するのがポイントです。
- 25坪(約82㎡)の場合:LDK、主寝室、もう一部屋(ゲストルームや趣味の部屋、書斎など)と水回り。少しゆとりが欲しい、という方におすすめです。
これ以上広くなると、掃除の手間も増えますし、冷暖房効率も下がって光熱費がかさむ原因にもなります。
まさに「身の丈に合った」広さを見つけることが、節税と快適性の両立に繋がるんです。
延床面積を抑えるための間取りの工夫
- 廊下を極力なくす:廊下は「移動するための空間」なので、そこに税金がかかるのはもったいないですよね。LDKを中心に各部屋にアクセスできる間取りなら、廊下分の面積を他の空間に充てられます。
- 多目的スペースの活用:例えば、リビングの一角に書斎にもなるカウンタースペースを設けたり、来客時には仕切れるフレキシブルな予備室を設けたり。一つの空間に複数の役割を持たせることで、部屋数を増やさずに済みます。
- 収納の工夫:小屋裏収納や壁面収納、造り付け家具など、デッドスペースを徹底的に活用することで、収納のための部屋を減らせます。
- スキップフロアやロフト:これらは延床面積に算入されない、あるいは一部しか算入されない場合があります。空間に広がりを持たせつつ、税金を抑える有効な手段になることも。ただし、高齢になると上り下りが大変になる可能性もあるので、慎重な検討が必要です。
「なるほど、廊下って確かに無駄なスペースだと思ってました。そんな工夫があるんですね。」
ええ、そうなんです。設計士の腕の見せ所でもありますから、ぜひ相談してみてください。
設備のグレード調整:必要十分で賢く快適に
ついつい力を入れてしまいがちなのが、キッチンやお風呂などの設備ですよね。
最新のシステムキッチンや、ジェットバス付きの豪華な浴室…憧れますよね。
でも、正直に言いますと、高グレードな設備は、そのまま固定資産税の評価額を押し上げます。
評価額に影響しやすい設備とは?
市町村の家屋調査員がチェックするのは、建物の構造だけでなく、中の設備も含まれます。
- システムキッチン:海外製の高級キッチンや、多機能なオールインワンタイプは評価が高くなりがちです。
- 浴室:ジェットバス、ミストサウナ、浴室乾燥機、広いユニットバスなども評価に影響します。
- トイレ:タンクレストイレ、自動開閉機能、ウォシュレットなどの多機能タイプ。
- 給湯器:エコキュートやエネファームといった高機能な給湯器は、評価が高めです。
- 床暖房:設置面積が広いと評価額に響きます。
- 内装材:無垢材のフローリング、珪藻土や漆喰の壁、デザイン性の高い建具なども、標準品よりは評価が高くなる傾向があります。
「うーん、でも快適な暮らしのためには、ある程度の設備は欲しいなぁ…」
もちろん、その気持ち、すごくよくわかります。
全てを削ってしまうのは本末転倒ですからね。
大切なのは、「必要十分」を見極めることです。
- 本当にその機能は必要ですか? 例えば、浴室乾燥機は欲しいけど、ミストサウナは不要、とか。
- どこまでが「標準」で、どこからが「グレードアップ」なのか? 住宅会社によって標準仕様は異なるので、確認してみましょう。
- 費用対効果はどうか? 初期費用と固定資産税の増加分、そしてその設備を使うことで得られる満足感を天秤にかけてみてください。
たとえば、夜中にトイレに行くとき、寝室から数歩で段差なく行ける安心感を想像してみてください。
高機能なトイレでなくても、その「安心感」の方が、定年後の暮らしにはずっと価値があるかもしれませんよね。
私の両親も、最新の豪華な設備よりも、段差が少ないことや、冬場のお風呂の寒さが解消されたことに、心から喜んでいましたから。
屋根一体型ソーラーの扱い:賢く導入するポイント
最近、平屋を建てる際に太陽光発電を検討する方も増えていますよね。
環境にも優しいし、電気代の節約にもなるから、魅力的です。
特に、屋根と一体になっているソーラーパネルは、見た目もスマートで人気があります。
でも、これが固定資産税にどう影響するのか、気になるところだと思います。
屋根一体型ソーラーは課税対象になる可能性が高い
結論から言うと、屋根一体型ソーラーパネルは、建物の構造の一部とみなされ、固定資産税の課税対象になる可能性が非常に高いです。
一般的な後付けのソーラーパネルは、屋根の上に設置される「償却資産」として扱われることが多く、建物本体の固定資産税には影響しないケースがほとんど。
しかし、屋根材そのものがパネルになっている一体型は、「建物と一体の設備」と判断されるため、再建築価格に加算されてしまうんですよ。
「えー!じゃあ、やめた方がいいってこと?」
いやいや、そうとも限りません。
ここも、費用対効果と、あなたの価値観を考えるべきポイントです。
賢く導入するための検討ポイント
- 売電収入と電気代削減効果:太陽光発電は、売電による収入や、自家消費による電気代削減効果があります。これらを年間の固定資産税増加分と比較して、トータルで「お得」になるのかを計算してみてください。
- 設置費用:屋根一体型は、初期費用が高くなりがちです。これも考慮に入れる必要があります。
- 自治体による評価の違い:実は、太陽光発電設備に対する固定資産税の扱いは、市町村によって判断が異なる場合があります。計画地の役所の資産税課に、事前に確認してみるのが最も確実です。
- 補助金制度の活用:国や自治体によっては、太陽光発電の導入に対して補助金制度を設けている場合があります。これらを活用すれば、初期費用を抑えられますね。
- 後付けパネルとの比較:もし固定資産税への影響を最小限にしたいなら、屋根一体型ではなく、後付けタイプのソーラーパネルを検討するのも一つの手です。
「うーん、なるほど。税金が増えても、光熱費が安くなるならトントンか、むしろプラスになる可能性もあるってことですね。」
そうです、まさにその通りです。
目先の固定資産税だけにとらわれず、長期的な視点でメリット・デメリットを比較検討することが大切ですよ。
新築軽減措置を最大活用する!
新築住宅には、固定資産税の軽減措置があるってご存知ですか?
これは、ぜひとも最大限活用してほしい制度です。
だって、固定資産税が一定期間、半額になるんですからね。大きいですよね。
新築住宅の軽減措置の概要
- 一般住宅の場合:新築から3年間、固定資産税が2分の1に軽減されます。
- 長期優良住宅の場合:新築から5年間、固定資産税が2分の1に軽減されます。
「へぇ、5年間も半額になるなら、長期優良住宅っていいですね!」
ですよね!私もそう思います。
でも、ちょっと待ってください。
長期優良住宅には、メリットだけでなく、デメリットもあるんです。
長期優良住宅のメリット・デメリット
メリット:
- 固定資産税の軽減期間が延長される(3年間→5年間)。
- 住宅ローン減税の控除額が大きくなる。
- 地震保険料の割引が受けられる場合がある。
- 住宅の資産価値が維持されやすい。
- もちろん、何より高い住宅性能が保証されるので、長く安心して快適に暮らせます。
デメリット:
- 申請費用や、認定基準を満たすための建築コストが増加する場合があります。
- 建築中や引き渡し後に、定期的な点検やメンテナンスの記録・報告義務が発生します。
「なるほど…。税金は安くなるけど、最初に費用がかかるってことか。」
その通りです。
だから、ここも費用対効果をしっかり見極める必要があります。
増える建築コストと、軽減される税金、そして得られる安心感を比べて、あなたにとってどちらがメリットが大きいのか、考えてみてください。
私なら、長期的に見て、増えるコストを上回るメリットがあると感じることが多いですね。
特に、定年後の長い期間住む家ですから、安心感やメンテナンスのしやすさは非常に重要だと思います。
建材の選定と間取りの再確認:見た目と評価額のバランス
さて、建物の評価額は、使われている建材の種類にも大きく左右されます。
外壁材、屋根材、内装材など、それぞれのグレードによって評価が変わるんです。
外壁材・屋根材の選び方
- 外壁材:
- サイディング(窯業系、金属系):一般的に、標準的なグレードのものが多く、評価額も抑えやすいです。デザインや色も豊富なので、選択肢も広いですよ。
- ALC(軽量気泡コンクリート):耐久性や断熱性に優れますが、サイディングよりは評価が高めになる傾向があります。
- タイル、レンガ、塗り壁:意匠性が高く、高級感がありますが、評価額は高くなります。メンテナンスの手間や費用も考慮しましょう。
- 屋根材:
- スレート(コロニアル、カラーベスト):最も一般的な屋根材で、評価額も抑えやすいです。
- ガルバリウム鋼板:軽量で耐久性に優れ、スタイリッシュな見た目が人気ですが、スレートよりは評価が上がります。
- 瓦(和瓦、洋瓦):重厚感があり、耐久性も高いですが、評価額は高くなります。
「外壁材とか屋根材って、デザインの好みだけで選んでたなぁ。税金にも影響するんですね。」
そうなんですよ。
もちろん、見た目も大切です。自分の好きな家で暮らすのが一番ですからね。
でも、どこまでを「自分たちらしさ」としてお金をかけるのか、賢く見極めることが重要です。
標準的なグレードでも、色やデザインの組み合わせ次第で、十分おしゃれで個性的な家は作れます。
間取りの工夫、再確認!バリアフリー設計と税金
先ほども延床面積のところで少し触れましたが、間取りの工夫は節税と快適性の両立に非常に重要です。
特に、定年後の平屋を検討されているあなたにとって、「バリアフリー」は必須項目ですよね。
- 段差をなくす:家の中の段差をなくすことは、転倒リスクを減らし、将来車椅子になった際にも安心です。これは、固定資産税の評価に直接影響するものではありませんが、将来的なリフォーム費用を抑えることに繋がります。
- 広い開口部:ドアを引き戸にする、廊下を広めにする、などもバリアフリーの観点からは重要です。これらも直接的な税金対策ではありませんが、日々の生活の質を大きく向上させます。
「福祉住環境コーディネーター」としての私の経験から言っても、無理に税金だけを意識してバリアフリーを犠牲にするのは、絶対に避けるべきです。
健康で快適に長く暮らせる家こそが、結果的に医療費や介護費用といった見えないコストを抑え、本当の「節税」に繋がる、と私は考えています。
たとえば、リビングからフラットに繋がるウッドデッキがあれば、日常的に外に出て日光浴をしたり、趣味を楽しんだりできますよね。
そんな「心が豊かになる空間」は、数字では測れないけれど、かけがえのない価値があるはずです。
知っておきたい!固定資産税を抑えるだけじゃない「真の節税」
ここまで、平屋の固定資産税を抑えるための具体的なテクニックをお伝えしてきました。
でも、私がお伝えしたいのは、何も「税金を安くすればいい」という単純な話だけではありません。
「真の節税」とは何か?
それは、目先の税金だけでなく、長期的な視点で「住居にかかるトータルの費用」を最適化することだと私は考えています。
「安さ」だけを追求するリスク
「とにかく安く!」という気持ちはよくわかります。
でも、固定資産税を抑えることばかり考えて、極端に安価な建材を選んだり、必要な設備を削ってしまったりすると、どうなるでしょうか?
- 居住性の低下:「やっぱりもう少し収納が欲しかったな」「冬場の寒さがつらい…」といった後悔に繋がる可能性があります。日々の生活の満足度が下がってしまっては、本末転倒ですよね。
- メンテナンスコストの増加:初期費用を抑えるために安価な建材を使うと、数年後、数十年後に大規模な修繕が必要になるかもしれません。結局、そこでまとまったお金が出ていくことになります。
- 光熱費の増加:断熱性能が低い家は、冷暖房効率が悪く、毎月の電気代やガス代が高くつきます。これは、固定資産税以上の負担になる可能性もあります。
- 資産価値の低下:将来、家を売却する可能性がないとも限りません。極端にグレードを下げた家は、買い手が見つかりにくかったり、希望する価格で売れなかったりするリスクがあります。
「うっなるほど。痛いところ突いてくるね。安ければいいってわけじゃない、か…」
ですよね、わかります。
私も若い頃は、お客様に「このオプションは、将来を考えると絶対に必要です!」って、予算ギリギリまでローンを組ませてしまったこともありました。
でも、その「良いもの」が、本当に「そのお客様にとって必要だったのか」と考えると、今でも小さな罪悪感を感じることがあるんです。
だからこそ、今の私は、単に「売る」のではなく、お客様の人生設計(ライフプラン)に合わせた「無理のない、しかし質の高い提案」を心がけています。
初期費用とランニングコストのバランス
真の節税を考える上で大切なのが、「初期費用」と「ランニングコスト」のバランスです。
- 初期費用:建築費用、土地代、各種税金(不動産取得税、登録免許税など)、ローン保証料など。
- ランニングコスト:固定資産税、都市計画税、火災保険料、修繕積立費、光熱費、通信費など。
例えば、断熱性能を上げるために、初期費用を少し高めに設定したとします。
すると、毎月の光熱費が大幅に削減でき、結果として何年かで初期費用分を取り戻せるかもしれません。
しかも、その間ずっと、冬は暖かく、夏は涼しい快適な暮らしが手に入るわけですから、これってすごく大きなメリットですよね。
「なんだかんだで、いい人ですよね。目先の税金だけでなく、全体を見てくれるってことか。」
ほんと、根っからの優しい人だなぁ、なんて思われると照れちゃいますね(笑)。
でも、本当にそうなんです。
私もお客様に後悔してほしくない、その一心でアドバイスさせていただいています。
自治体ごとの評価基準の違いとプロの活用
ここまで、一般的な固定資産税の評価基準や節税のポイントをお話ししてきました。
しかし、実は固定資産税の評価は、最終的には各市町村の家屋調査員によって行われます。
そして、細かな評価基準や、太陽光発電設備に対する課税の取り扱いなどは、自治体によって判断が異なる場合があるんですよ。
「え、そうなの!?じゃあ、どうすればいいの?」
そう思いますよね。心配いりません。
だからこそ、「プロの力を借りる」ことが重要になってくるんです。
- 住宅会社や設計事務所:あなたの希望と予算を伝え、固定資産税も考慮した最適なプランを提案してくれるはずです。経験豊富な会社であれば、各自治体の評価傾向も把握していることがあります。
- 市町村の資産税課:最も確実なのは、計画地の市町村役場にある資産税課に直接問い合わせることです。具体的な仕様や設備について相談すれば、より正確な情報を得られます。
私も「シニアライフカウンセラー」や「福祉住環境コーディネーター」としての知識を活かして、単に「不動産屋」としてではなく、「老後の暮らしのパートナー」として活動しています。
だから、もしあなたが今、どこに相談すればいいか迷っているなら、ぜひ私に声をかけてください。
あなたの不安に寄り添い、具体的な解決策を一緒に見つけるお手伝いをさせていただければ、これほど嬉しいことはありません。
まとめ:後悔しない平屋のために、今日からできること
長々と話してしまいましたが、ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。
定年後の平屋暮らし、不安なく、心から楽しんでほしい。
そのための「固定資産税対策」は、家づくりにおいて非常に重要な要素です。
今日お伝えしたことを、もう一度、ギュッと凝縮してまとめますね。
これだけ覚えてね、という内容をまとめます。
- 構造材は「木造」を基本に考える:再建築価格が抑えられ、固定資産税に有利です。
- 延床面積は「必要十分」を見極める:夫婦二人なら20~25坪を目安に、廊下削減や多目的スペース活用でコンパクトに。
- 設備は「賢くグレード調整」:高級すぎる設備は避け、本当に必要な機能に絞る。
- 屋根一体型ソーラーは「費用対効果」で判断:固定資産税は上がる可能性が高いが、売電収入や電気代削減とのバランスで検討。自治体への確認も忘れずに。
- 「新築軽減措置」はフル活用:できれば長期優良住宅も検討し、軽減期間を最大化する。
- 建材は「見た目と評価額のバランス」:標準的なグレードでも工夫次第でおしゃれに。バリアフリーは優先順位を高く。
- 「目先の安さ」だけでなく、「トータルのコスト」で考える:居住性、メンテナンス、光熱費、資産価値など、長期的な視点が真の節税に繋がります。
- 迷ったら「プロに相談」:自治体や経験豊富な住宅会社、そして私のような専門家を積極的に活用しましょう。
「なるほど、これだけ覚えておけば今日はOKか。」
そうです!今日、このブログを読んで、あなたが一つでも「お?」と思えるものがあったなら、それだけで十分です。
家づくりは、人生の一大イベントです。
特に定年後の家づくりは、まさに「終の住処」。
だからこそ、流行り廃りや、誰かの意見に流されるのではなく、あなた自身の「本当に豊かな老後の暮らし」を見つめ直すチャンスだと捉えてほしいんです。
不安なこと、疑問に思うこと、たくさんあると思います。
でも、大丈夫。
私のような「老後の暮らしのパートナー」が、あなたの家づくりを全力でサポートします。
ぜひ、あなたらしい「最高の平屋」を実現して、これからの人生を謳歌してください。
そのために、今日から、一歩踏み出してみませんか?

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